結論:「森田療法」でソラナックスを飲みながら半年で克服しました。
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森田療法とは(長いので後ほど要点まとめてます)
〇森田療法は、わが国の精神科医、森田正馬(もりたまさたけ)(1874~1938)によって創始された神経症に対する独自の精神療法です。
〇森田療法の元来の治療対象は強迫症(強迫性障害)、社交不安症(社交不安障害)、パニック症(パニック障害)、広場恐怖症(広場恐怖)、全般不安症(全般性不安障害)、病気不安症(心気症)、身体症状症(身体表現性障害)など、かつて神経症と呼ばれていた病態です。
〇森田が着目したのは、これらの多様な症状の背後に比較的共通の性格傾向が認められることでした。森田はそのような性格傾向を神経質性格と呼んだのでした。神経質性格とは内向的、自己内省的、小心、過敏、心配性、完全主義、理想主義、負けず嫌いなどを特徴とする性格素質を指します。このような神経質性格を基盤にして、「とらわれの機制」と呼ばれる特有の心理的メカニズムによって症状が発展するのです。(中略)
〇このように、患者さんが自己の不安や恐怖の感情を無理に排除しようとするところに、とらわれの源があるのです。そもそも不安やその根底にある死の恐怖は、私たちにとっては避けることのできない普遍的な(誰もが体験する)感情です。そして、その裏にはよりよく生きようとする人間本来の欲望(生の欲望)が存在します。病気に対する恐れの裏には健康でありたいという欲求があるように、不安や死の恐怖と生の欲望は表裏一体のものなのです(これを両面観といいます)。死の恐怖を完全に除去することは不可能であり、またその必要もないことです。そうであるなら死の恐怖と生の欲望のどちらも人間性の事実としてそのまま受容することが自然に従ったあり方に他なりません。
〇森田療法はこのような観点から、患者さんが症状へのとらわれから脱して「あるがまま」の心の姿勢を獲得できるよう援助します。「あるがまま」の姿勢とは、不安や症状を排除しようとする行動や心のやりくり(「はからい」と呼ばれます)をやめ、そのままにしておく態度を養うことです。さらには、不安の裏にある、よりよく生きていきたいという欲望(生の欲望)を建設的な行動として発揮していくことをも意味しています。こうした行動を通して、自分を受け入れ自分らしい生き方を実現することが森田療法の最終的な目標になります。
引用:東京慈恵会医科大学HPより
要は以下のとおり。
・患者の性格は神経質な傾向がある
・患者の不安をありのままに受け取るように促す
パニック障害って?
パニック症(パニック障害)は予期しないパニック発作を繰り返すものです。パニック発作とは「突然、激しい恐怖または強烈な不快感の高まりが数分以内でピークに達し、その時間内に以下の症状のうち4つまたはそれ以上が起こる」とされます。
引用:東京慈恵会医科大学
具体的な症状
・動悸、発汗、窒息感、死への恐怖など
パニック障害の症状
私の場合以下のような症状がでました。
・高速道路を運転すると不安になり、ドキドキして手に汗をかく
・寝る前に「そのまま死ぬのではないか」という恐怖
・窒息するのではないかという恐怖
治療法
「ソラナックス」を飲みながら、森田療法の目標である「ありのまま」を受け入れる。
「不安なことがあっても目の前のことをやる」という意識を持つことで徐々に症状は軽くなっていきました。
の2点だけでした。
小さなクリニックの先生の経歴
・中堅になると仕事に過剰なストレスを感じるようになる
・哲学や心理学を学んでいるうちに「森田療法」に出会う
・50代目前に医学部に入学し、精神科医になる
薬は1ヵ月ほどで飲まなくてもよい状態になったので症状は軽かったのだと思います。
その後1~2年は高速道路の運転が不安だったり、寝る直前が怖かったり、急行電車が怖かったりしましたが、徐々に回復して今は完治しました。
ストレスをためないようにする
パニック障害は理想主義者や完全主義者がなりやすいとされています。
自分のあるべき姿と現在の自分のできない姿にギャップを感じて、「何かをやらないと」という強迫観念で自分をむしばんでいくのです。
なので、私は
・音楽を聴いたり、カラオケに行って発声する
・ジムに行って体を動かす
・ヨガや太極拳などで呼吸を整える
・そのほか好きなことをする