こんにちは!
元公務員ブロガーのやっくんです。
ブログ見てくれてありがとうございます。
今回は公務員の待遇について、元県庁職員が現場の実態や知り合いの公務員の話も織り交ぜながら記事を書いていきます!
この記事で分かること
・公務員の福利厚生
・民間からの転職者の声
公務員は定時で帰れるは本当?
人事院によって基本的な勤務時間は決まっています。
1日7時間45分(週38時間45分)
ちなみに、人事院は国家公務員の人事や給与などについて大きく影響力をもつ行政機関です。
(※地方公務員も人事院勧告に大きな影響を受ける)
私が働いていた県庁は基本午前8時30分~17時15分までが就業時間でした。
出先機関が定時で帰宅できて、本庁は割と残業が多いイメージでした。
また、職種によっては夜勤があったり、イベントがある部署では土日出勤のところもあります。
ちなみに、妻は国家公務員の出先機関で働いていましたが、ほぼ定時で帰っていましたが。ただ、夜勤の部署も経験しており、その時は大変つらそうでした。
私は出先機関ではたいていは定時で帰っていましたが、本庁では1年目は仕事に慣れないこともあり、20~21時で帰宅することも多くありました。またイベントも多く、休日出勤、遠方への出張もありました。
2~3年目はスケジュール管理を徹底し、残業は極力減らすことができました。
県庁や市役所では福祉・医療系、新規事業など忙しい部署だと22~23時まで仕事をしているところもあるのが現実です。
延々と進まない「働き方改革」の現状については以下のとおり書いています。
公務員の福利厚生
福利厚生は抜群にいいです!
以下、熊本県の例に見ていきます:
年次有給休暇 | 年間20日 |
夏季休暇 | 5日 |
介護休暇 | 6ヵ月 |
ボランティア休暇 | 5日 |
民間企業では年次休暇はあっても使えなかったため、先輩方が年休をガンガン消化していくことにカルチャーショックを受けたのを覚えています。
職員住宅 | 県内5地区(熊本市、阿蘇、芦北、球磨、天草の各地域)に世帯用13住宅(300戸)、単身用3住宅(128戸)があります。 |
職員住宅もあるなんてありがたいですね。
家賃という大きな固定費を軽減できることは大きなメリットです。
さらには以下のような手当も当然あります。
扶養手当 | 子:10,000円 子以外:6,500円 |
|||||
単身赴任手当 | 上限100,000円 | |||||
住居手当 | 上限27,000円 | |||||
通勤手当(交通用具使用) | 上限42,800円 |
※ その他、各種手当(期末・勤勉手当、児童手当など)があります。
※ この他にも特殊勤務手当があります。(別記事で解説)
金融機関や営業からの転職者の声
某市役所の職員A

金融機関にお勤めだったとのことですが、公務員とどちらが良いですか?

断然、公務員です。金融機関では営業をしていたので、ノルマが大変でした。高齢者に金融商品を販売するのがつらくて・・・。
某市役所の職員B

車の営業をしていたとのことですが、公務員とどちらが良いですか?

正直分かりません。まさかこの小さな役場がこんなに忙しいとは思いませんでした。休日出勤も多く休みもなかなかとれません。
精神的な負担は減ったように感じますが・・・。
というように民間企業にいたときよりも精神的な負担は減ったようです。
ただ、小さな役場だと様々な仕事をこなさなければならない状況もありえるようですね。
そういう意味で県庁や政令指定都市などの大きな組織だと分業化が進んでいるため、部署にもよりますが労働環境は良いのかもしれません。
まとめ
・一般的に出先機関と本庁ならば、出先機関のほうが楽。
・有給休暇が取得しやすく、育児休暇についても女性はとりやすい。
・受験先の人事課に問い合わせて福利厚生について聞くのもよい。