こんにちは!元公務員ブロガーのやっくんです。ブログ見てくれてありがとうございます。
この記事では公務員としていて働いていた時に感じた「これ、無駄だろ」と感じた仕事をランキング形式でお伝えしていこうと思います。
5位 文書体裁直し、紙文化
内容よりもまずこれ!笑
文章の「てにをは」は何度も。
上司が何人もおりまさに壁のように立ちはだかることになり、
文章にこだわりがあるため、そのたびに直していくことになります。
ある上司の指摘で文書を直したと思ったら、次の上司でその箇所を訂正されるというのは日常茶飯事です。
文章の修正で半日終わることもありました。
でも文章って、趣旨が間違ってなければいいと思うんですよね。
それよりも物事を前に進めるほうが大事だと思います。
また、公務員はいまだに紙文化が根強く、説明や会議のたびに印刷するため年間大量のシュレッダーが発生していると思われます。
4位 会議打ち合わせ
これはどこの組織でもそうかもしれません。
公務員の場合はクビにならず、上司が多いので会議や説明の機会も多くなります。
「副」が付く役職が多いですね。
単純に経由地が多いので時間や労力のロスだと感じます。
それよりも兵隊を増やして、皆で業務を片付けていったほうがいいと思います。
また働き方改革の影響で、仕事量の共有のために朝や夕方ミーティングを行う部署も
あるようです。
3位 調査・回答
この仕事は本当に意味があるのかと思いながら処理してました。
この調査回答というのは国からくるものもあれば、庁内及び他都道府県からくるものもありましたが、要は仕事で使うまざまなデータを収集をしているのです。
例えば、県有施設の面積や利用状況、県民の水の使用量など
他機関が統計発表資料や業務上で使用するデータを集めているのです。
数えきれないほどの添付ファイルとともにメールが送られてくるため、私は常にメールが来てないかおびえていました笑
というのも、ものすごい大量の文書が送られてくるので、まず理解することに時間がかかります。
全ファイルを読むのに1時間くらいかかることもあります。
対象以外の部署にもメールがくるので、自分の仕事に近く感じるような場合もこの大量の文書を読解していかなければならないのです。
そして、読解した後はその処理にあたるのですが、過去の資料からデータを持ってきたり、自分の専門外のことが問われることもあるのでインターネットで調べて回答することもありました。
ということで、この調査回答という仕事は多い月だと10件くらいありなかなかの時間の無駄となっております。
2位 役職・組織の重複
公務員の仕事はとにかく経由地が多い。
仕事をしていると、「あの人は回議ルートに入れたか」や「あそこの課を回議ルートに入れたか」などよく聞かれます。
ぶっちゃけそんな中身見ないだろって人にも回議をすることもあります。
しかも、さきほど照会した調査回答では、特に国からくる場合などは必ず総務室を通ってくることになります。さらに各局の総務、さらに各課の管理グループと経由してきます。
当然それぞれが回答期限を設けるので担当部署に来る頃には2日後に回答してなどという
おかしな状況になっているのです。
これについては何度改善提案しても直らなかったですね。
1位 計画類の策定
最後に計画の策定です。
これは公務員受験の時から思っていたことですが、5年先の計画たてても途中で状況変わったときどうするのかと思います。
私がしていた仕事も計画に基づいて行うものだったのですが、
5年前と状況が違ったり、計画自体が公務員のご都合により作られるため
県民の行政ニーズに合った仕事ができていないことがありました。
それにも関わらず、計画・予算にあることは必ずやらなければいけないということで
私も無理矢理に案を作成し、地域に説明に行ったりすると、予想どおり
「なんでそんなニーズのないことするんだ」「もっとこうしてくれ」
などということを言われてしまいました。
けれども、公務員の計画は絶対であり、旧守主義でもあるため結局計画のとおりやっていくしかないのです。
今は状況が変わったからこれやろうとすぐに切り替えられないのです。
そういうわけで人に必要とされていない仕事もしなければならないという状況が発生します。
これは大きな組織の宿命なのかもしれません。
まとめ
どんな組織でも無駄な仕事はあると思いますが
以上みてきたように、公務員の仕事の無駄は主に「これまでこうだったから今回もこうする」という旧守主義から生じると考えられます。
また、人員削減ができないことも問題です。
AI・RPAが発展しても、公務員は法的に保護されているため、クビになることはないのでこのような文化は簡単に変わることができないと思います。
ただ、安定している仕事がいいというのであれば、やはり公務員は最適だということになりますね。