こんにちは!元公務員ブロガーのやっくんです。ブログ見てくれてありがとうございます。
今日は公務員の人事評価について考えていきたいと思います。
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公務員の評価は完全な年功序列です。
地方公務員の給与や出世は完全に年功序列です。
一部の超エリート以外は同じように階段を上っていきます。
30代後半からは少しずつ差が出てきますが、給料はそんなに変わりません。
正直、出世を希望する若い世代は職場にあまりいませんでした。
実際、同僚などと話をしていても
「責任重くなるだけで給料もそんなに変わらないなら、ひらがいい」などと話していたものでした。
自治体にもよりますが、部長クラスでも年収1000万は超えないと思います。
まるで社会主義のようだった。
「頑張れば頑張るほど損をする組織」であるという印象がありました。
公務員の仕事は事務分担というものですべて決まっています。
本来であればその業務さえやっていればよいはずなのですが、仕事を早く終わらせると、まだ終わっていない人の仕事を振られることがよくあります。
いわゆる業務の標準化です。
しかし、その加算された仕事をこなしたからといって給料が上がるわけでも当然ありません。
それどころか、
「あの人は仕事ができるからもっとやってもらおう」
「若い人には成長のいい機会である」
などという理由でさらなる仕事の加算がされるという状況を何度も見てきました。
このような状況であるため、積極的に仕事をこなしていく意欲が育つことはありません。
各個人は仕事が早く終わらないように速度を緩め、終わっていてもまだ仕事をしているかのように振舞うようになってしまう人も出てくるわけです。
仕事を増やしたら給料も増やすべき
仕事の負担が増えるなら給料も同じようにつけるべきではないでしょうか。
というより仕事に値付けをすればいいのです。
A作業 2,000円
B作業 3,000円
ベース給料+出来高にすれば職員は目の色を変えて業務に取り組むことでしょう。
ベース給料を13万円くらいにして、仕事やらない人はどんどんクビ切っていく。
ここらへんは民間では常識だと思います。
しかし、実際は公務員の給料は年功序列なので頑張っても給料は良くならないのが事実です。
例えば
40代 通常の60%しか仕事ができない人
20代 通常の150%の仕事ができる人
がいたとする。
このような条件ならば、一般的に20代の給料が高いと想像するだろう。
しかし実際は
40代 年収700万円
20代 年収450万円
になってしまうのです。
まさに「すまじきものは宮仕え※」。
※人に仕えるということは、自由を束縛されたり、しきたりが多かったりと、何かと苦労が多いこと。
頑張りすぎる人がうつ病になる
公務員の組織は仕事を積極的に頑張る「いい人」にはどんどん仕事が回されます。
一方、あまり積極的に仕事をやらない人はお咎めを受けないという印象でした。
タフな人は出世していきますが、同僚や上司で抗うつ薬などを投与しながら仕事をする人を何人もみてきました。
臨時職員が正規職員のパフォーマンスを上回る
正規職員より臨時職員が頑張るというのもよく見かける光景でした。
正規職員は少しのことではクビにならないことや、頑張れば頑張るだけ損する組織風土のため安住している印象です。
もちろん、頑張る人は頑張るのですが、最低限仕事を頑張る人が多かったです。
頑張っても損するだけなら当然そうなりますよね。
成果をあげて評価されたい、成長したいという人には向かない
結論として、公務員は自己評価や成長を求める人には向いていません。
公務員は確かに安定していますけどね。
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