働く前に自分の適性を知っておくことが非常に大事だと思います。
ぼくは公務員の組織風土や仕組みが肌に合わず県庁を退職しています。
あらゆるしごとには向いている、向いていないがあります。
大事な20代の時間を無駄にしないようにしましょう。
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向いている人の特徴
1位 バランス感覚に優れている人が向いている
2位 現実主義な人が向いている
前例踏襲で淡々と目の前の仕事ができる人にも向いています。
仕事に理想を求めたり、大きな改革を求める理想主義者には向いていません。
公務員の場合、「変化」を起こすことが非常に難しいです。
自分で「案」をつくるにしても、過去の資料を参考にしつつ、係長や課長補佐に相談し、最後に課長の決裁をもらうことになりますからね。
もちろん、係長、課長補佐、課長はこれまで前例踏襲の世界で生きてきたわけですから、大きな変化は望みません。
あなたが奇抜で独創的な意見を考えても、それが採用される可能性は低いです。過去の先例から大きく逸脱したり、公平性を無視した施策を実行する公務員の仕事ではありません。
3位 公務員として勤めあげるつもりの人が向いている
公務員は癒着や不正の温床となることを避けるため、定期的に人事異動があります。
人事異動とはいえ、今している仕事とは全く異なる分野に異動することになります。
ということは専門的スキルを身につけることが非常に難しいです。
30歳過ぎて、「やっぱり公務員ちがう」と思っても他の業界に転職するのは厳しい状況でしょう。
営業 → 別業界営業
経理 → 別業界経理
のようなパターンの転職ができません。
また、別の自治体や機関に努める場合は再度試験を受験する必要があります。
一度公務員になったらしがみつくことも戦略です。
4位 成果主義を望まない人が向いている
公務員は成果主義とは真逆の年功序列社会です。
どんなに仕事で成果を出しても、隣でYahoo見ているおじさんの給料が多くなります。
一方で、過度な営業成績や成果を求められないので、精神的に楽なのかもしれません。
内部の人間関係さえ上手にやれば、公務員は最高の職場です。
5位 タフでそこそこ真面目な人が向いている
そこそこ真面目というのが重要です。
生真面目であったり、考えすぎてしまう人は仕事が延々と進まず体調を崩してしまう場合があります。
実際、自分の周りでも生真面目人ほど心身不調になる方が多かったです。
ある程度仕事ができたら「エイ」と思いきって上司に投げてしまいましょう。
向いているのまとめ
上記全てに当てはまっている必要はありませんが、間違いなく公務員文化はあります。
最初の結論と同様で、公務員は仕事に自己実現や夢をもとめず、仕事は仕事と割りきれる人に向いています。
仕事はそこそこにして趣味や家族のために生きるぐらいのスタンスで仕事しましょう。